ダイエットや筋トレを始めたばかりの人は、トレーニング内容やサプリメントが気になると思います。
ですが、噛む回数を平均20回以上に見直すと、驚きの5つの効果があることをご存知でしょうか?
スムーズな消化・吸収を促し、スッキリお通じにつながることはもちろん、美容や健康面でも大きな影響があります!
逆に噛む回数が少ない方や早食いの方は消化不良やお腹が空きやすく、無駄な食費がかかってしまいます。
プロテインを飲んでも吸収されなければ意味がありません。
私自身、噛む回数を完全に無視 & 食事時間だけしか頭になかったので、噛む回数が少ない方の気持ちは痛いほどわかります。
この記事では、噛むことの重要性をお伝えします。
しっかりと噛むこと。咀嚼(そしゃく)は一切お金の掛からないトレーニングです。まずは噛むことの重要性を学んでいきましょう。
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食べ方(よく噛むこと)が大切な5つ理由
消化が良くなる
子どもの頃、「よく噛んで食べなさい」と親に注意された記憶はありませんか?しっかり噛むこと、つまり咀嚼(そしゃく)することは、その後の消化・吸収において大きな意味を持ちます。
当たり前ですが、よく噛むと食べ物は細かくなるため、必要な栄養を効率よく体内に取り組むことができます。
たとえば、細かくなっていないお肉の塊が胃に到着すると、分解にたくさんのエネルギーが必要になり、分解に時間がかかるだけでなく、その間にタンパク質や脂肪は悪玉菌のエサになってしまいます。
せっかく、筋肉アップやダイエット目的にプロテインやサプリメントを飲んだり、健康的な食事をしても、栄養が体に吸収されないとは・・・トホホ。もったいないですね??
お肉の例に戻ると、ステーキの様な状態ではなく、ミンチ状のお肉胃に届けば、より効率よく消化できます。無駄なエネルギーを消費せず、効率よく栄養を摂取することはとても大事です。
筋トレやダイエットで疲れた体を癒すためにも、ひと口で20回〜30回噛むことを意識しましょう!参考:日本咀嚼学会
肥満防止につながる
肥満になる人はひと口あたりの食べる量が多く、噛む回数が少ないのが特徴です。つまり、早食いのケースが多いです。
私たちは脳から発せられる満腹中枢によって満腹感を感じることができます。満腹中枢は食べ始めてから15〜20分後に作動します。
しかし、早食いだとその間にご飯を3杯も4杯も食べてしまい、結果的に食べ過ぎてしまう可能性が高いです。
たとえば、コース料理を食べる時、全体の量は少なくても、食べる時間がいつもより長くかかるため、少量でもお腹が一杯になった経験はありませんか?
ダイエットや減量目的にトレーニングされる方は、減量サプリを飲む前に食生活を改善することを強く勧めます。
まずはゆっくり食べることからスタートです。私も最近まで早食いだったので、嫁から指摘されながらゆっくり食べています笑
習慣を変えることは難しいですが、全ては体のためです。よく噛んでゆっくり食べましょう。
参考:日本健康運動研究所
参考:週刊現代:ダマされるな! 飲んでも効かない「サプリ」一覧
ストレス解消や集中力が高まる
よく噛むことはセロトニンを活性化させる効果があります。
セロトニンとは脳内で作られる物質のひとつで、自律神経のバランスを整えたり、心のバランスを取り、精神を安定させる役割を担います。
つまり、セロトニンが増えると心がリラックスし、集中力を高めることができます。噛むことで、体の緊張がやわらぎ、ストレス解消につながるなんて驚きですよね。
参考:セロトニン増やす方法
美肌・若返り効果
さらに、見逃せないのが美容面での効果。あごなどの顔全体の筋肉を動かすため、よく噛むだけで表情筋のエクササイズになります。
また、噛む回数が増えれば増えるほど、分泌される唾液の量は多くなります。唾液には若返りホルモンといわれているパロチンやEGFと呼ばれる美容成分が含まれています。
これは、若返りや肌荒れ・ニキビなどにも効果的であると言われています。
更に、唾液には殺菌・抗菌作用や抗酸化作用があり、よく噛んでしっかり唾液を出すことはアンチエイジングや風邪を引きにくい体づくりにもつながるのです。
よく噛むことで美肌や若返り効果があることも驚きですね。参考:噛む8大効果
免疫力アップ=病気の予防
よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。
唾液には歯を強化する物質や、殺菌・抗菌作用を持つ免疫グロブリン(Ig)が含まれているため、虫歯になりかかった歯の表面をもとに戻したり、 虫歯や歯周病を防ぐ効果があります。
また、唾液に含まれる酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働きがあるといわれています。
よく噛むことは、口の中をきれいにするだけでなく、体全体を健康に保つ効果もあるのです!
噛む回数を増やす具体的な方法
ひと口で20回〜30回以上噛むことはとても大変です。そこで、私が実践した5つの工夫を紹介します。
噛む回数を今までより5回増やす
ひと口の噛む回数が10回の人がいきなり30回に増やすのは大変です。まずは5回増やしてみましょう。慣れてきたら徐々に回数を増やします。
大切なのは噛む回数を増やすことを習慣化させることです。
硬い食材を選ぶ
ゴボウやレンコンなどの根菜類や、きのこ、コンニャク、海藻類、ナッツ類(アーモンド、クルミ)など、食物繊維が豊富に含まれ、噛み応えのある食品を取り入れましょう。
ひと口の量を減らす
多くの人はひと口で噛む回数は量によって変わらないという研究結果があります。ひと口の量を減らせば、自然と噛む回数が増えます。参考:日本咀嚼学会
食材は大きく & 厚めに切る
ひと口の量を減らすとストレスを感じる人は、素材を大きく切ることもお勧めです。食材を一口大に切ると、飲み込める大きさになるまで噛むようになります。
その際は、必ず20回〜30回は噛むよう心がけましょう。
食事もトレーニングと心がける
忙しい人ほど、つい早食いになってしまいがちですよね。食事は筋トレと同じくらい大切です。
どれだけハードトレーニングを行っても、筋肉が回復しなければ次に進めません。
効率よくトレーニングするには、まず食事からです。噛む回数を意識しましょう。
まとめ
肥満を防止できる
ストレス解消
美肌・若返り効果
免疫力アップ
硬い食材を選ぶ
ひと口の量を減らす
素材を大きく切る
食事もトレーニング
適切な量の食事を取ると、胃腸の負担が減り、体が疲れにくくなります。食べ物をしっかり噛みながら食べて、健康な体を手に入れましょう!
よく噛むことはトレーニングです!